自然に逆らわず、海を楽しむ。

サーフ ワーク バランスを優先し

自分の人生を生きる選択を。

ジロー | Surf Biz

 

[tensen]

ジロー@jiro_surfbiz )

◎サーフ ビジネスパーソン(Surf Biz)

1980年 愛知県生まれ 愛知学院大学商学部卒
趣味はカメラ・ドローン・DIY・クラフトビール・コーヒー、好きな音楽はDonavon Frankenreiter・Jack Johnson。

東証一部上場企業で約17年間に渡りダイレクトマーケティング領域の案件に従事。ビッグデータを利活用し日本郵便主催の広告賞入賞するなど、新規顧客獲得や優良顧客育成案件を数多く受託し、クライアントの年間12億円以上の売上に貢献。

副業のネットビジネスでは初年度に250万PV、年間100万円を生み出すブログを構築。個人でマネタイズできる力を持ち、会社に依存せずに安定した収入を手に入れ、温かい家庭を育み、サーフ ワーク バランスが整った人生を送っている。

 

理想のサーフ ワーク バランス

僕の人生に必要なものは、
不自由なく生活していくためのお金、
家族との時間、

そして、サーフィン。

これら全てが安定することが、僕の幸せだ。

 

2019年ー

どれだけ時間を会社に投資しても
たとえ分かりやすい成果を出したとしても
せいぜい10万円ほどしか年収は増えなかった。

でも、副業でネットビジネスを始めると
初年度の1年間で10倍の100万円を稼ぐことに成功し
理想のサーフ ワーク バランスを手に入れた。

 

余計に縛られるだけの出世を目指す必要もなくなり、
クソな時間を過ごすだけの社内政治的な飲み会なんて無視。

定時には帰り、家族と食事して
21時には子供を寝かしつける日常。

波が良さそうな日は有給を取って、
ドノヴァンの『Free』を聴きながら
夜明け前の暗闇のなか海へ車を走らせ、
仲間とサーフィンを楽しむ。

 

自分でマネタイズする力を手に入れると、
自分の意志で毎日を選択できるようになって、
フリーサーファーのように自分の人生を生きれるようになった。

 

でも、
今はこうして理想のサーフ ワーク バランスを整えているけれど、
2年前までは全く違う会社依存な人生だった。

新婚早々に単身を命じられたり
お金が原因で家族や子どもたちと衝突したり
サーフィンを楽しめるほどの精神状態でなかったり。

会社に振り回されて、バランスの悪い人生を歩んでいたんだ。

 

キムタクをコピーする学生時代

何事も、バランスが取れていなくて偏りがある人間は、何かと苦労することがある。

人と違った意見や趣味を持てば「あいつは普通じゃない」とレッテルを貼られたり、仲間はずれにされてコミュニティから迫害されることだってある。

僕は空気を読みながら、人の意見に合わせた選択さえしておけば、失敗することは無いだろうと考えて生きていた。

 

言い換えれば「同調圧力」に抑えまくられた、つまらない人生とも言える。

 

友人「おれ少年野球やるからお前も入れよ」

ジロー「あぁ、うん…」

〜そして1年後〜

友人「Jリーグできたしサッカーかっこよくね?お前もやれよ」

ジロー「え? あぁ…かっこいいね!」

 

自分自身がどうしたいかよりも、自分が置かれている環境が波風立つことなく、どうしたら丸く収まるのかばかりを考えていた。

 

大学受験だって同じだ。

自分が何かを学びたいという理由ではなく、大学へ進学することで家族は喜んでくれるし、大卒という箔さえ付けば、バカなやつでもバランスの取れたやつだと世間が認めてくれる。

一般常識通りに生きていけば、大きな失敗を生むことはないと信じていた。

 

僕の青春時代はいつもキムタクが話題の中心で、僕のやること為すことはキムタクのマネばかり。

キムタクの人気は圧倒的で、街中にキムタクの劣化版コピーが溢れていた。

そして僕も同じように、キムタクと同じタバコの銘柄を吸い、似合いもしないのにウェービーヘアにティアドロップのサングラスでキムタクになりきった。

キムタクのマネさえすれば、人生は必ず成功に近づくんだと信じて疑わない空っぽの人間だ。

 

ある日、バイトまでの時間つぶしで入った本屋。

偶然立ち読みした「Fine」で、Viewのウェットに身を包み、ロン毛をなびかせサーフィンをしてるキムタクを見た。

 

『カ、カッコいい…俺もやりたい!』

 

サーフィンをすればキムタクのようにモテると思った僕は、すぐにバイト代でどこのブランドかも分からないような中古の板とペラペラのウェットスーツを購入。

 

ただ、サーフィンは中途半端なヤツが楽しめるほど甘いものではなく、想像以上に厳しい世界が待っていた。

始めたてのときは、どこに重心を置けばいいかサッパリ分からず、板の上に立つことさえままならない。

海のコンディションは自然に左右され、行けば必ず波があるわけでもないし、上手い人は波を全然譲ってくれない。

自分の思うよういかないうえに、強烈な弱肉強食の世界だから、多くの友人がサーフィンのおもしろさを感じる前にどんどん辞めてった。

 

それでも僕がサーフィンを辞めなかった理由は、それだけ根性があったからではない。

サーフボードを持って海に行くことで「サーファー」と名乗れたからだ。

 

でも、コテコテのサーフブランドのロゴTを着て、日焼けをアピールするような中身がないサーファーは、全くモテることもなく、サーフィンも上手くなるハズもなかった。

 

すべてが他人事のテキトー男

サーフィンと出会ったところで、僕の人任せな人生は何も変わらない。

親のスネをかじり続けた大学生活を終えるころにも

 

『まぁ どこかいいとこあるっしょ』

 

と社会をナメきり、テキトーに選んだ会社に入ったことをきっかけに、転職ルーティンが始まることに。

 

ハタチを過ぎて年齢は大人になったはずなのに、自分の人生を自分で選択することができない人間のままだったんだ。

就職活動も、学校の求人案内で勧められた偏差値45ぐらいでも入れる企業に、まるで他人事のように決めて就職。

自分の思いも、会社への思いも微塵もない会社だ。

昭和で汗臭い会社の雰囲気に嫌気が差して、1週間の研修を経て、配属後わずか2日で退社。

新卒で入った会社を辞めてからも、自分で自分の人生の計画を立てられない僕は、行きあたりばったり。

 

見かねた両親に

「いい大人がフラフラするな。
うちの会社で働け」

と言われるまま、親父のデザイン事務所で手伝いを始めることになると、次は取引先の企業へ転職することに。

デザインなんて勉強もしたこともない文系大学出身で何も取り柄がない僕は、デリバリーだけのガキの使い。

ただ、可愛がられることだけは得意だった僕は、取引先企業の営業部長である佐藤さんに気に入られ、年齢的な若さもあり、まさかのスカウト。

給料、社会的地位のバランスの取れた大きな企業に身を置けることに魅力を感じ、佐藤部長の誘いにホイホイ乗るように転職を決めた。

 

上司に依存するラクな営業マン

大きな企業に就職さえすれば、年功序列・終身雇用の波に乗り、バランスの良い人生を送れると余裕かましていたが、そんなナメ腐った夢物語から速攻で目が覚める。

 

全く休むヒマもない奴隷のような長時間労働で、サービス残業は当たり前。

一日中どこで何をしても怒られっぱなしで、全体会議では人格否定が中心の公開処刑がお決まりのパターン。

電車で帰れないこともザラで、稼いだお金はタクシー代やカプセルホテル代に消えていく。

 

ノープランで転職した僕は、週末にサーフィンなんて行く気力もなくなるほど、心も身体もボコボコにやられ、仕事によって僕のプライベートは振り回された。

 

精神的に追い詰められどんどん痩せ細っていき、ホント苦しかった…

 

なんて被害者ヅラをしているが、実はラクな選択をしていただけ。

 

毎日のように怒られ続けた結果、どうせ自分の脳ミソで考えたことなんて否定されるからと自分の思考を停止させ、上司の言うことだけを聞くようになった。

まさに多くのサラリーマンが陥る「学習性無力感」てやつだ。

もはや自分がどうしたいかなんて関係なく、クライアントよりも、上司がどうしたいのかが最重要課題というワケが分からない状態だったけど、ただ耐えてさえいれば、僕のポジションは安泰。

 

サーフィンを楽しめなくなるほどプライベートは奪われたけど、上司に依存することで、営業としてはラクな道を歩んでいただけだった。

 

会社に求めていたものは「お金」

年功序列型企業で営業を続けていくと、結果を出すほど虚しさを感じる局面にブチ当たることになる。

 

新規開拓の部門に異動して
1年で12社から計1億円の新規取引をまとめた。

一方で、周囲を見渡すと計画数字に全く達成していないヤツや
前年度を毎年大きく割っても平気な顔をしてるようなヤツもいた。

新規営業というのは、如実に自分の努力の成果が目に見える世界だ。

なのに、僕とそいつらとの給料の差は1万円もない。

賞与だって同じだ。

半期に一度受け取る明細を見るたび、言葉が出ない。

そのうえ、昇格試験に呼ばれるのも基準は年齢だけで成果なんて全く関係ないし、年次が上の使えない連中の順番待ちで、いつ自分の番が来るのかも見えない。

 

成果と報酬は全くバランスせず、やればやるだけ虚しくなり、会社のために働く意味が分からなくなる。

 

 

遥か沖で生まれた風浪が、いくつも合わさって大きなウネリに姿を変えていくように、やるほどアホらしくなる年功序列の評価システムに感じた虚しさは、いつしか怒りに変わり、みるみる大きくなっていた。

 

そして、僕の怒りは、無能な上司に勢いそのままに向かっていった。

 

ただ数字の勘定だけをし、マネージャーとしての本来の機能を全く果たしていないくせに、自分よりも給料をもらっているヤツが憎くて仕方なかった。

客先での打ち合わせ中でも、部内のみんなが集まる会議でも、上司と二人きりの車内でも、年1回の自己申告でも、思うままに気持ちをぶつけてマウンティングしまくった。

社内の評価システムに異常さを感じた僕は、人事部にも上司から部下への評価だけでなく、部下から上司への評価も査定に入れるべきだと提案もした。

いろんな手を試してみたけど、何も変わらない。

むしろ、言えば言うほど会社のなかの危険因子と見られ、僕の味方はいなくなり、ますます出世の道は見えなくなっていた。

 

出世できないフラストレーションは、会社だけでなく、プライベートでも影響を与えだし、大したことでもないのに家族とケンカになることが増えていく。

 

「今年の夏休みもどこも行けなかったね」

「僕はネエネのお下がりばっかだね」

「スイッチいつになったら買ってくれるの?」

 

ただ残念がる一言や冗談じみたワガママにも、自分の不甲斐なさをグリグリとイジられているような気持ちになり、「金ねーから我慢しろよ!」と関係ないはずの子供に八つ当たりのようなことも。

給料が上がらない一方、子どもたちの成長とともに出費はどんどん増えていき、お金が原因のトラブルが日常的になっていた。

 

思うような出世コースを描けないことで、確実に僕の生活のバランスがグラグラと揺れだし、ようやく自分が何を会社に求めていたかに気づく。

出世できていないことによる一番の影響は「お金」だ。

大きな金額を売り上げたり、たくさんの新規取引を開始して、社内でチヤホヤされて発言力が与えられたり、存在感が高まったとしても、インセンティブもなくて給料が上がらないんじゃ全く意味がない。

僕が会社に求めていたのは、目には見えない『評価』ではなくて、手触り感のある『お金』だったことをハッキリと理解した。

 

でも…

どうしたらいいんだオレ?

 

転職か?

 

ただ、転職をしたとしても、今よりも確実に状況が良くなる保証なんてどこにもない。

成果報酬型の企業に勤めれば、やった分だけの報酬がもらえるかもしれないけど、また鬼のような上司に巡り合い、むしろ今よりも悪い状況なる可能性だってある。

ロンバケの瀬名みたいにピアノが弾けるとか、ラブジェネの哲平のようなクリエイティブ力とか、特別な能力があるわけでもない僕は、今の状況を捨てて、新たに環境を変えることが恐かった。

 

周囲を見ても、今の状況に納得しながら働いているヤツらばかりだ。

むしろ「サラリーマンって そういうもんじゃん」と全てを悟ったかのようなヤツもいる。

僕には相談する人も、ロールモデルもいなくて、どうしたらいいのか全く分からない。

 

人間は得を求めるよりも損を避ける生き物で、この心理傾向は「プロスペクト理論」と言われている。

 

結局、一度手に入れたものを手放すことができない僕は、何も変化しようともせず延々と文句を言い続け、週末のサーフィンで気持ちをリセットし、月曜からはまた何事もなかったかのように会社に向かうしかなかった。

 

自由に生きる人との出会い
at  Greenroom Festival  ’13

2013年、風の心地よさを感じ始める5月。

 

僕はサーフィンそのものだけでなく、周囲を取り巻くカルチャーも含めてサーフィンが大好きで、ファッションはもちろん、自宅のインテリアも海を感じるものを揃えるようなタイプ。

そんなサーフカルチャー好きな人間が、SNSを通じて初めてGreenroom Festivalの存在を知る。

聞けばなんと初回は2005年という。

 

サーフカルチャー好きの僕としては、8年も前からやっていたこのイベントにこれ以上乗り遅れまいと、開催日の前日に東京出張を無理くり入れた。

大した用件も無かったけど、
毎週のただの帰省を出張と言い張る役員よりはマシだ。

 

RIMOWAのスーツケースを品川のコインロッカーに入れ
17:30から虎ノ門ヒルズで販促キャンペーンの打ち合わせ。

メールと電話で済むような件だったので、早々に打ち合わせは終了。

18:00には解放され
新橋の飲み屋街にも全く誘惑されることなく
横浜のカプセルホテルへ一直線!

セットした目覚ましの時間なんて関係なく、翌朝早くに目覚めた。

 

『ついにこの日が来た…
 今日はオレのTHE DAYだ!』

 

初めてのGreenroom Festival当日は
寝起きから妙なテンションになり
朝の外食なんて良くて朝マック程度のくせに
この日ばかりは山下公園近くのエッグスンシングスで
必要以上にアメリカンサイズなパンケーキを頬張った。

朝から胃がもたれるほどのカロリーを摂取し
Google Mapを見ながら田舎モン丸出しで赤レンガ倉庫へ向かうと

 

『うおぉぉぉ マー いんじゃん!』

 

この年のJPSAのランキングトップを爆走していた
大野修聖プロが普通に歩いていている!

まだ赤レンガ倉庫に到着もしていないのに
普通にトッププロが目の前にいることが信じられず
今日の僕は最終的にどうなってしまうだろうと期待が膨らむ。

 

そして、
ついに赤レンガ倉庫に到着すると
タメ息が出るほど随所にこだわりやセンスを感じる会場に感動!

 

 

真っ昼間からそこら中でビール片手に乾杯していたり
僕の大好きなTCSSなどのコンテナブースを始め
ビーチカルチャーを体現したアパレルブランドや雑貨のブース、キッチンカーが所狭しと並び、とにかくイケてる人たちが集結していた。

 

 

この雰囲気だけでも十分なんだけど
無料エリアにもダダ漏れするアーティストの歌声で
自然とアルコールも進み、テンションはどんどん上がっていく!

 

Greenroom Festivalの会場では
DVDや雑誌で見ていたひとたちが普通に目の前にいて
現実なのか分からなくなってしまうほど。

まさか生きているうちにロブ・マチャドにお目にかかるとは思ってもみなかった!

生レジェンドサーファーに会えたことに興奮しながら、またもや大野修聖プロに遭遇し

まあまあ酔っ払っていた僕は、酒の力を借りながら記念撮影をお願いすると

「オレ撮るよ〜」

とポマードでガチガチに固めたイケてる刈り上げの色黒男性が、僕のiPhoneで撮影してくれたんだけど

それがなんとDef TechMicroだった笑!

 

念願のGreenroom Festivalに初めて足を踏み入れると
サーフ界のビッグネームとの距離の近さに終始感動しっ放し。

 

夢のような体験の連続で『もう お腹イッパイ…』と思いながらも、一番の目的だったアートエリアへ移動。

 

初めて生で見るサーフアートに大興奮した僕は
まるでトイザらスで解き放たれた子供のように、全てのアーティストのブースで立ち止まっては、ゆっくり時間をかけてそれぞれの作品を見て廻った。

僕がビーチカルチャーに興味を持つきっかけになったヘザー・ブラウンに始まり

世界にサーフアートを広めた先駆者の一人である豊田弘治さんや

アメリカンでレトロな花井祐介さんのイラストレーション。

見るもの全てが僕の心を揺さぶるなか
会社でフラストレーションが溜まっていた僕を
前向きにしてくれたU-skeさんに出会う。

 

 

U-skeさんは業界人的なスレた感じが全くなく、じっと写心を見つめるただの一般人の僕にも、作品の一つ一つのエピソードを丁寧に話してくれて、別れ際にはステッカーのプレゼントも。

あまりにキラキラしたピースな笑顔に、溜まっていたフラストレーションは頭から消え、写心だけでなく人柄にも惹きつけられた僕は、この日を境にカメラを持つようになるほど刺激を受け、U-skeさんの世界観に引き込まれていった。

自分の人生を生きていない

サーファーが一年を通じて最も充実する時間を過ごす台風シーズンに突入した9月。

 

クライアントから前向きになれる企画提案を求められ、U-skeさんと再会するきっかけが生まれた。

何のコネクションもなければ、許可も何も取っていない状態だったけど、U-skeさんの写心を使ったプロモーションを提案すると、この企画が採用となる。

ホームページに書いてあったアドレスにメールを送り、後日、平塚のギャラリーへ訪問すると、U-skeさんは企画趣旨に賛同してくれて、写心だけじゃなくオリジナルのコピーまで提供してくれることになった。

結果的にクライアントにも喜んでもらい企画は成功。

 

その後も数回、U-skeさんの写真を使ったプロモーションをしたり、U-skeさんのZINEやカレンダーの制作についても請け負ったりして、結婚パーティーにも呼んでもらえるような関係に。

打ち合わせ後はいつも、
デーン・レイノルズを招待したこともある
U-skeさんの地元・平塚の有名店「ラオシャン」に誘ってくれた。

 

 

「ラオシャン」でタンメンをすすり、酒を飲みながらU-skeさんと会話を重ねるなかで、僕が長年バランスの悪い人生を生きていた根本的な原因が、自分の人生を生きていないからだということに気づかされる。

 

U-skeさんはスポンサーや業界誌、イベントなどの他者に依存することはなく、自身のギャラリーを持ち、自分が企画したコンセプトの個展を開き、自分自身のブランドでマネタイズをしている。

自分の意志でどこに重心を置くべきかを考え、自分の人生を生きているから輝いていることを理解した。

 

一方、僕は誰の人生を生きてるんだ?

 

会社に人生を委ね、僕の未来は会社に囚われてしまっている。

 

まるで模様替えをするようなレベルで、突然の転居を伴う異動を受け入れる。

キャリアは自分で決めるんじゃなくて、会社が用意したレールの上を、たとえ行き先が分からなくてもキッチリと走り切る。

間違っていると分かっていても、権力に怯んでアホな選択にも全力で従う。

 

自分のアイデンティティが死んだ僕は、自分で選択することを忘れ、自分の人生を生きることを放棄してしまっていたんだ。

 

ベーシックインカム論者であるルドガー・ブレグマンは著書「隷属なき道」で、人間が死ぬ間際に何を思うのかについて、このような言葉を引用している。

 

「他人がわたしに期待する人生ではなく、自分のための人生を生きればよかった。」

 

多くの人が他人の人生を生きていたことを後悔しながら死んでいく。

そう思うと分かっているのなら、今のうちに自分の人生を生きる準備を進めておくべきではないか。

 

自分の人生を生きれなくなった原因は「お金」。

毎月決まった日に振り込まれる給料に固執し、会社に全てを委ねる依存人間に成り下がってしまった。

 

こんな人間、転職をしてもまた同じ問題で苦しみ続けるだけ。

まずは会社に依存せずに自分で「お金」を稼ぐ力が必要。

 

「お金」を自分で稼ぐことができるようになれば、会社に人生を振り回されることもなく、自分で未来を選択をし、人生のバランスを安定させられるハズだ。

 

大波のパワーに抵抗できず、海のなかで何回転もしてようやく顔を上げ、息をたっぷり吸い込んだときのように、死にそうな気分になりながらも、まだやり直せることに気づいた。

自分で稼ぐ力さえ身につければ、自分の強みを更に伸ばすための仕事、大切な家族との時間、自分を整えるためのサーフィン、自分の気持ちを優先した選択ができるようになる。

 

会社依存を抜け出し、自分の人生を生きることを決心した。

簡単にうまくはいかない副業

僕はすぐに、キャッシュポイントを増やすために副業に取り組み始めた。

 

まずは、自分の好きな趣味でお金を生むことができないかと安易に考え、趣味でやっていたDIYの作品の販売を始めてみたけど、物販は副業としては魅力的には感じれなかった。

 

100均で仕入れたフレームをエイジング加工したり、好きなコーヒーを淹れるためのドリッパースタンドを作ったりして、イベントやECで販売。

ぽつぽつと売上は上がるも、いつ、どれだけ売れるか分からず仕入れや時間のコントールが難しい。

時間や労力をかけた割に手に入る報酬も微々たるもの。

自分が作ったものが売れるという自己満足はありながらも、お金を生む意味では全く物足りず、ブランド人でもない僕が物販を続けていくことに不安を感じた。

 

考えてみれば、僕は頭が良くもないし、生まれ持ってビジネスセンスがあるわけでもない。

そんなやつがやるべきことはビジネスを学ぶことだと考え、オンライン通信教育を受けたり、マーケティング関連や行動経済学などの本を読み漁った。

でも、三流大学出身の僕は、勉強したことをすぐに忘れてしまう…

 

「あ! ブログに書き残そう!」

 

学んだことを忘れないようにするために、Hatenaブログを立ち上げ、アウトプットを始めた。

 

 

せっかくだからと、見様見真似でAmazonのアフィリエイトもやってみたが、ノウハウを全く知らない僕のブログが収益を得られるはずもない。

僕のブログは1円も収益を生むことはなく、ただの備忘録して存在するだけだった。

 

初年度100万円の収益達成

話題の本を読んではブログに書き続け、数十本の記事ができた頃。

会社依存から抜け出せない僕は、いつものように愚痴を聞いてもらうためにフリーランスのクリエイターを誘って、お気に入りのお店「BRICK LANE」で、UCHURISE&WINのクラフトビールを愉しんでいた。

 

チャンスはいつも目の前にあって、それに気づくのか、そして、行動をするのかで運命が変わることがある。

 

フリーのクリエイターとの何気ない会話のなかで、僕のやるべき副業が何なのかがようやく定まった。

ジロー「また昇格試験、呼ばれなかったんすよね〜 こんなクソな会社辞めよっかな〜」

フリー「そうですね 辞めれば?」

ジロー「え? いやいやいやいや 止めないんすか? 止めてくださいよ!」

フリー「今の時代 稼ぐ方法なんて 普通にありますからね。 ブログやってみたら? ジローさん営業だし、すぐマネタイズできるんじゃないかなー」

ジロー「あーはいはい ブログですか オレもやってますけど全然儲かんないっす…」

フリー「よっぽどやり方が悪いんですね笑 独学ですか? ちゃんと学べば 稼げますよ。 普通に会社なんて辞めても問題ないくらい。 教えましょうか?」

 

副業を始めるも、うまく結果で出ていなくてモヤモヤしていた僕は、フリーのクリエイターの言葉が深く突き刺さった。

ひょっとしたら、フリーのクリエイターには何度も同じことを言われていたのかもしれない。

でも、自分の置かれている立場や心理状況によって、言葉や出来事の受け取り方は変わるものだ。

 

リビングレジェンドであるジェリー・ロペスの言葉にこんなものがある。

 

波は自分の気持ち次第で、どこにいても見つけられるものだ…が、

実はどんなときでも目の前にあるものなのだ。

 

僕は何気ない一言にチャンスを見出し、その場でフリーのクリエイターに弟子入りした。

 

ブログのマネタイズの勉強を始めると、ブログに必要な思考は営業としてやっていることに近いものがベースだった。

教わったのは、ザックリこんな感じだ。

[list class=”ol-circle li-accentbdr acc-bc-before”]

  1. 検索ユーザーのペルソナを絞りこみ
  2. ニーズに合った検索ワードを選定して
  3. ユーザーが求める情報を分かりやすく整理する

[/list]

相手の立場に立つということを日々の営業活動を通して自然に行っていた僕は、アタマで理解するのには時間はかからなかった。

 

初月は¥2,000程度。

こんなのはメルカリで誰でも稼げるような金額だ。

 

ただ、ブログに挑戦するも、そのままこのような金額で止まってしまう人がたくさんいるのも事実で、僕もいくら営業職で相手の立場になって物事を考えるクセがついていたとしても、それはリアルな対話があってのこと。

素地が無いヤツがゼロからライティングを学ぶとなれば、成果を生み出すことは簡単ではない。

 

アタマでは理解しているハズでも、やってみるとチグハグな記事を量産。

ペルソナを設定しているつもりでも、的はずれなキーワード選定をしていたり、テキストに落とし込むと全然伝わらないものが仕上がったり。

サーフィンでも、ハウツー本を読めば誰でも波に乗れるわけではないように、ブログもいくら優秀な教科書があっても、それだけでは成功は難しい。

 

心理学に「確証バイアス」という言葉があるように、人間は自分が信じていることを裏付ける情報だけを探し、自らに不都合な情報を無視する傾向が強い生き物。

自分の思い込みでただ書きたいことを書いていても、それで収益を上げれるほど甘いもんではない。

 

メンターからリアルタイムで細かなレクチャーを受けることで、僕は自分の問題点に気づかされ、その都度、軌道修正をしていったり、定期的なミートアップでの勉強会、コミュニティのメンバーとの情報共有を通じて、結果が生まれ始める。

 

2ヶ月目は¥10,000。

3ヶ月目は¥40,000。

4ヶ月目には一つの目標値であった6桁をクリアし、¥120,000の収益を手に入れ、その後も順調に推移し、可処分所得が毎月10〜18万円以上も上がった。

 

気がつけば、独学で始めたブログの収益がゼロだったこの僕が、マネタイズに取り組んだ初年度に100万円を超える収益を手にしていた。 

 

自分の力で稼ぐ力を身に付け、新たなキャッシュポイントを得た僕は、経済的にも、精神的にもバランスの良い生活を送れるようになった。

 

会社からの給料は、最低限与えられたミッションをクリアして得られるベーシックインカムだ。収入を上げたければネットビジネスで稼げばいいだけ。

何年かかるか分からない出世を目指す必要もなくなると、クソほど嫌いだった無能な上司も全く気にならなくなり、会社に居てもストレスを感じなくなった。他人なんかどうでもいい。

会社にまつわる愚痴も自然と消え、家族のワガママも聞けるようになったし、家族旅行も増えた。サーフボードも8年振りに買い替えた。

 

ベーシックインカムとネットビジネスの二つのキャッシュポイントを持つことで、僕の人生のバランスは安定し、ようやく自分の人生を生きれるようになった。

 

SURF WORK BALANCE立ち上げの理由

自分の力で収入を上げれる力を手に入れ、会社にしがみつく必要がなくなり、当初掲げた目標は達成された。

理想のサーフ ワーク バランスを手に入れ、今めちゃくちゃ幸せだ。

 

…なんだけど、まだ何か引っかかる気持ちがあった。

 

僕は見ての通り、高度成長期に量産されたどこにでもいる普通のヤツだ。

 

ということはだ。

僕の持っていた悩みは、多くの人が抱えているんじゃないだろうか?

 

自分で選んだ会社、業界を悔やむも、転職という判断ができず

出世することだけが収入を上げる唯一の方法だと勘違いして、

もがき苦しんでいる人はたくさんいるんじゃないか?

 

僕は、かつての僕のように悩み苦しんでいる人が、自分でマネタイズできる力を持てるようになるために「 SURF WORK BALANCE 」を立ち上げた。

 

「 SURF WORK BALANCE 」は僕たちサーフ・ビジネスパーソンが、サーフィン、仕事、家庭のバランスを安定させるために必要なノウハウを学ぶための情報発信メディア。

[list class=”li-yubi li-mainbdr main-c-before”]

  • ネットビジネスを使った個人のスキルを高め方
  • サーフ ワーク バランスを整えるための会社での働き方
  • ベンチマークすべきサーフ・ビジネスパーソンの生き方

[/list]

現在、ホームページやメールマガジンの準備を進めている。

準備が整い次第、告知をしていくので、まずはTwitterアカウントのフォローをお願いしたい。

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サラリーマンを二十年近く続けることで、幸せな人生とはいったい何かと考えることが増えました。

 

お金だけを求めていけば、家族や友人、そしてサーフィンの時間もろくに取れず、次第に目的を見失うこともある。

逆に、家族や友人、そしてサーフィンの時間だけを考えれば、お金が原因の問題が増え、モノを買えないフラストレーションでムダな衝突が増える。

 

自分にとって一番バランスが良い生活はどこにあるのでしょうか?

 

まだまだ副業をしている人やネットビジネス実践者はマイノリティで、サラリーマンに理解されることも少ない。

特に出世をして会社に忠誠を誓ってしまった後戻りできない人たちには、到底認めることなどできないだろう。

 

「副業してる時間あるなら もっと会社に捧げろよ」

「ただの会社の負け犬じゃん」

「出世もできねーヤツに 何ができるの?」

 

確かにそうかもしれませんね。

少し前の時代であれば。

現代は自宅で自由にできるネットビジネスが民主化され、動きさえすれば誰でも稼げる世の中になった。

それでもなお、使い物にならなくて汎用性もない会社の役職を求める理由はありますか?

自分でマネタイズできる力を伸ばしていくほうが、むしろ自然だと思いませんか?

 

報酬を得るために1年の大半を死んだように暮らす働き方は、僕はとても幸せな人生とは思えない。

 

僕は「会社の給料だけで生きていくのが当たり前なんだ」という呪縛に囚われている全てのひとに、『自分でマネタイズする自分の人生の生き方』を同じサラリーマンとして、同じサーファーとして伝えていきたい。

給料だけにしがみつく古人より、変化の時代をしなやかに生きる『個人』こそが最強だと証明したい。

副業がうまくいかずに迷走していた時に書店で反射的に手にとった「サバイバル・キャリア術」というビジネス本に、個人のスキルを持つことの重要性が語られていた。

「サバイバル・キャリア術」の著者は、ハワイと日本のデュアルライフを実現するサーフ・ビジネスパーソンの本田直之氏。

 

会社でのコーポレート・キャリアも維持しながら、個人のスキルであるパーソナル・キャリアを身につけていく――これが本当の意味でサバイバル時代にふさわしいマルチ・キャリアの構築法です。

引用:「サバイバル・キャリア術」本田直之

 

高度成長期に作られた「会社依存でも生きていける」社会システムは崩壊し、退職金をもらって逃げ切るなんてスタイルは今やおとぎ話。

会社以外のキャッシュポイントを作ることが新しいスタンダードだと、サーフ・ワーク・バランスを整えている本田直之氏は語っている。

 

 

サーフィンは人生そのものだ。

 

風、潮の動き、ウネリの強さと向き、そして、ポイントの地形など、複合的な要素によって海のコンディションは変わりますよね。

しかし僕らは、牙を剥くように荒れ狂うジャンクな日もいつも一人の力で、主役となり戦ってきた。

一辺倒に偏り、重心をズラしてしまえば、ボードは失速し、前に進めず、海の底へと沈んでしまう。

 

サーフィンも人生もバランス次第で結果が変わることを、僕らはもともと知っているはず。

 

「 SURF WORK BALANCE 」では、会社から解放されるために必要な思考法やノウハウをサーフビジネスマンすべてに発信しています。

誰よりも早く自立できる情報を受け取って、自由になってほしい。

 

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